老人ホーム 栄養士

栄養士とは

栄養士は栄養の専門家として、食事の管理と栄養指導を行う仕事です。
具体的には食事の管理、栄養指導、正しい知識を提供するなどに分けられます。
まず食事の管理とは、学校や病院などでそれぞれに必要な栄養を考え、毎日のメニューを決めることです。
細かく言うと盛り付け、献立づくり、食事指導などですが、働く場所によっては調理師と一緒に食事を作ることもあります。
次に栄養指導とは食べる人によって望ましい食事をヒアリングし援助することです。
例えば糖尿病の人には糖質を控え、なおかつバランスのよい食生活について栄養指導を行うということをします。
最後に正しい知識を提供するというのは、近年の情報化社会で正しい栄養の知識を伝えることです。
今まで学んだ大量の知識や情報から、正しく偏らないものを選択し提供することと言えます。

老人ホームでの栄養士の仕事

高齢化社会でそのニーズは拡大しより専門的な食事が求められるのが、老人ホームです。
一口に老人ホームと言っても特別養護老人ホーム、低所得の利用者向け老人ホーム、老人福祉センターなど利用者個人の経済や身体状況に合わせた施設があります。
例えばデイサービスの場合、食事を楽しむことが第一になるなど施設や利用者によって工夫する点が異なっていくでしょう。
ただ口にするだけの食事ではなく、おせち、クリスマスなどの年中行事を取り入れたり、バイキング方式にしたりといった「楽しむ」食事を提供すると喜ばれます。
施設にいても季節感を感じられることにより、楽しく召し上がってもらえるためにも、工夫は必然といえるでしょう。
なお高齢者の方はお話好きな方が多く、じっくり聞くようにすると喜んでくれます。

栄養士として求められること

今後働く栄養士には、コミュニケーション能力を高い人が求められます。
新卒で就職した場合、相手となるのはずっと年上の方が多くなります。
そんな中では円滑な人間関係を築くことが求められるでしょう。
他にも海外からの情報を集め、国内での改善点や先進的な点を見つけたりするのもよいでしょう。
論文は英語で書かれるものもありますので、語学力を身につけておくと一層安心です。